エコキュートは特に工事の善し悪しで、製品機器の寿命が大きく異なります。
「適正部材を使い、適切な工事をする」
当たり前のことですが、適切ではない工事をする業者がいることは事実で、当社はこのようなことが無いように徹底しています。
安いに越したことはないと考えることは普通のことですが、「施工実績がない」「施工の知識がない」「工事を外注任せにする」「安売りをして手抜き工事をする」というような業者がいるということを忘れてはいけません。
エコキュート導入を検討中の方への予備知識として、エコキュートの悪い工事例をご紹介します。
エコキュートの悪い工事例
エコキュートが傾いている
エコキュートを設置してから約1年が経過したお宅の写真です。
エコキュート本体、基礎ベース共に傾いてしまっています。
これは、基礎工事がしっかりとしていない証拠です。見ての通り、そのままにしていたら倒れてしまいます。
捨てコンクリート、土間との関連付けを欠かしませんので、このような工事は考えられません。
ひどい基礎工事
エコキュートを設置している基礎をきちんと工事していない例です。ブロックを積み上げているだけという危険な工事です。
さらに、ヒートポンプの固定もされておらず、地震が起きてしまったら大変なことになってしまいます。
しっかりとした基礎を作るため前工事をいたします。ブロックのみを使用したベース工事はいたしません。
メチャクチャな配線工事
ガス給湯器撤去後の配管の立ち上がりをそのまま利用し、エコキュートまで繋いである例です。保温材やテープの巻き方も大雑把で丁寧な工事を行っていません。
これでは、数年後には保温材はボロボロになり、保温効果が落ちてしまいます。
保温効果のためはもちろん、見た目を良くするためにも、埋設もしくは床下に通します。このようないい加減な工事は考えられません。
長すぎる配管延長工事
お風呂からエコキュートまでの配管が15mを超えている例です。お風呂からエコキュートまでの配管は15mまでが推奨となっており、15m以上になると放熱が大きくなるため設定温度との差が大きく変わったり、お湯張りにも時間がかかったりします。配管はできるだけ短い方が適切な工事と言えます。
さらに、モールで配管を隠していますが、それでも見た目が良くない点もいい加減な工事です。
湯・水はエコキュート本体の近場(床下など)から、追い炊きは床下を通し最短ルートで配管を繋ぎます。もしくは、本体の設置場所の変更をいたします。
配管むき出しの工事
保温材にテープを巻いていないので、見た目も良くありませんが、何よりも雨風にさらされて何年か経つとボロボロになって劣化し、保温効果が悪くなってしまいます。
配管が露出する場合には、必ず保温材を保護するテープを巻きます。このような、みっともない配管露出はいたしません。